2010.08.06-07富士山【百名山】 富士山 須走ルート 山頂まで

12:00 下山開始

体調がよかったからなのか、馬の背をうまく下れた自信なのか、登りの時のマイペースとは別人のように下っていきます

これが命取りになりました
今回の富士登山の唯一の失敗点です

本8合目辺りまで降りてきたときにはかなりグロッキーになっていました
本気で携帯酸素を買おうか迷いましたが、呼吸法を思い出し、大きく深呼吸していると少し楽になりました
とりあえずは少し歩けそうなので出発します

この先はゆっくり下ります

さて、この8合目で須走ルートと富士吉田ルートが分かれます
標識が立ってますのでご注意ください
間違えて下りると・・・結構大変なことになります

深い呼吸を意識し、努めてゆっくり歩いているうちに写真も撮ってないことに気付きました
どうせ来たのだから最後に辛い思いを残してはいけない、写真でも撮りながら楽しく下ろうと思った時に気分が楽になりました
気の持ちようっていうのも重要なんですね

いつの間にやらこんなところまで下ってました

下りが辛いっていろいろなところに書かれてますが、これは本当です
まあ、8合目まではしゃいで下りたために辛くなったっていうこともあるんですが、足にも辛いです

考えてみれば登りの歩き方は勉強しましたが、下りの歩き方は知りません
というか、自分が事前に見たところには下りの歩き方が書いてなかったんです

それはさておき
下りはブル道を下りるところもありますが、ところどころ固い地面の上に砂が乗ってて非常に滑りやすいところがあります
結構、滑って転んでる人とかもいましたが、お年寄りや子供は特に気を付けないといけないと思います

7合目の大陽館まで下りてきました
下りは早いです

須走ルート7合目を過ぎると砂走りに入ります

この先、砂払い5合目まで山小屋はありませんので、水を確保しておきましょう
天気がいい日は500mlくらいは欲しいかと思います

さて、靴の中に砂が入らないようにガムテープで巻いて、出発です

中には走るように下っていく人とかいますが、結構大きな石とかがありますので、転んで頭でも打ったら一大事です
慎重に下ることにします

延々と直線の砂走りを下りていきます

砂埃がすごいです

直線で下るのが辛い時はジグザグに下りましょう

ただし、上に注意しないとすごい勢いで下りてくる人もいますので絡まないように気を付けて下さい

横を見ると昨日泊った瀬戸館が見えます

途中、何度かの小休止を入れ、何とか砂走りを過ぎました

森の中に入ります

日影が気持ちいい
しばし休憩します

もう、この先は砂走りはないだろうとガムテープをはがして出発

しかし、すぐに後悔します

砂走りはまだ続くのです・・・

ガムテープを巻きなおそうか迷いましたがそのまま行くことにしました

靴の中には砂が入ってきます
足も靴ずれのような痛みが出てきました

もう少し

14:45 砂払い5合目到着
満身創痍といった感もあります

ここには吉野家があります
(牛丼はありません、写真もありません。すいません)
リュックを降ろし、しばし休憩です

服は汗でびっしょりです

7合目で買った水がなくなってしまいました
もう一本補給します

はっきりいって暑い

今まで下ってきた道のりを見上げると山頂が見えました

さっきまであんなところにいたのかと思うと不思議な気分とこんなに下りてきてしまったのかという寂しい気分になります

さて、山小屋の人曰く、ここから5合目までは30分かかるそうです

有料で洗面用水がありました
ということはもう砂礫の道はないのか・・・
迷いましたがそのままスルーしました

さて、ちょっと森を進むと、また砂礫の道があるじゃないですかorz

砂礫の下りに苦手意識を覚えながら下っていくとやっと森に入ります

昨日、途方に暮れていた人と会った標識の前に出ました
あの人はどうしたのだろう・・・

今の自分は靴ずれのような痛みもあるし疲労困憊
きっと昨日の人もこんな状態だったんだろう

自分はここから8合目に登り返そうとは思わない、思えない
あのまま麓をまわらせて正解だったんだろう

そんなことを考えつつ歩いていると神社が見えてきました

しかし、この最後の森は疲れた足には厳しいものがあります
木の根もたくさんありますので、足を取られないように注意して下さい
何年か前はこの森を抜けずにブル道を下るルートになったという記事もあったと思いますが

神社で無事下山できたことを感謝します

石畳みの階段を下っていくと5合目の山小屋が見えてきました

15:20 5合目到着
休憩したかったのですが、このあと道の駅に行きたかったもので素通りしました

下山用のバスの時間がわからなかったので先を急ぎます

何がきついって、5合目の山小屋からバスの発着場までの登りがきつかったです

発着場に着くとバスはもう出るようでした
写真を撮る間もなくバスに乗り込むと座る場所はありません
この先、立ったまま30分

コメント

タイトルとURLをコピーしました