スマホのGPSを使って現在地を知る方法

今回は御殿場ルートからお中道を使って須走ルートにトラバースするというマイナーなルートをとるため、現在地が知りたいなと思い、いろいろ調べてみました。
普通でしたら紙の地図にコンパス、高度計を使って現在地を知るのでしょうけど自分にそんな技術はありません。
ってことで、GPSを利用して現在地を知る方法を探してみました。

Andoroid端末とYamaNaviというアプリでできそうです。
YamaNaviは国土地理院の地図を利用できますので山にはうってつけです。
端末はどうしようか考えましたが、5インチのタブレットは種類が少なく7インチは持ち運ぶには大きすぎ
というわけで、スマートフォンを回線契約しないで使うことにしました。
自分が手に入れたものはauのISW12HTというものです。
画面サイズは4.3インチですのでまあまあ使えるかなといった感じです。

まずは地図の用意
カシミール3DというソフトをPCにインストールし、そこから地図を切り出します。
カシミールはこちらから http://www.kashmir3d.com/
今回、自分が使用したのは以前にインストールしていたVer.8.8.4

地図は「ウォッちず」6000を使いました。
まずは切り出したい範囲の指定。
自分は緯度、経度で指定しました。

編集-指定範囲を緯度経度で指定する

ここで左上と右下の座標を指定します。
今回は御殿場ルート5合目辺りから須走ルート6合目辺りが見えればいいので
左上 緯度35:22:20 経度138:44:40
右下 緯度35:20:00 経度138:48:00で指定しました。

次に地図の切り出し。

ツール-マップカッター-切り出し

出力先フォルダーを適当なところに指定します。

出力形式
 GarmapCE形式 測地系 WGS84にチェック
ファイル種類
 PNG形式にチェック
カラー
 8ビットにチェック
分割数
 サンプル画像の下の部分に1枚の画像サイズが表示されますので、そのサイズをお手持ちの携帯の画面表示サイズの半分くらいに するといいようです。
 自分のは画面表示サイズが960×540なので500×500くらいになるように 調整しました。
 今回は横8枚、縦6枚にすると1枚の画像サイズが499×497になりました。

OKボタンを押すと指定した出力フォルダに0からはじまるpngファイルとmapinfo.datというファイルが作成されます。

次にYamaNaviの準備
アプリのダウンロードはこちら

こちらに https://sites.google.com/site/yamanavi/home PC用の説明があります。
詳しく説明されてますので問題はないかと思います。

<富士山用 超クイックマニュアル>
カシミールをインストールしたり、地図を切り出したりするのが面倒な方やできない方のためにデータを用意しました。
fujimap.lzh
こちらをダウンロードするとfujimap.lzhというファイルがダウンロードされます。
解凍すると富士山というフォルダー内に0~164.pngとmapinfo.datファイルができあがります。
4つの登山道をカバーしています。
緯度35.24.00.00 経度138.41.47.00から緯度35.19.50.00 経度138.48.00.00の範囲で作ってます。
画像サイズは497×484です。
このフォルダーをスマートフォンのYamaNaviフォルダーの下に移動します。
YamaNaviを立ち上げ、menuボタン-設定-地図の選択-富士山
で戻ると地図が表示されます。
ボリュームの+-ボタンでズームアップ、ズームアウトができます。
スマホのGPS機能を有効にし、GPSが測位された頃を見計らってYamaNaviを立ち上げ、menuボタン-設定-現在位置の表示にチェックを入れて地図に戻ると現在位置が表示されます。

最近のスマートフォンには大抵GPSが搭載されてますので、富士山辺りならわざわざ地図を買わなくてもこの方法でいいかと思います。
地図とコンパスが使えなくても現在地がわかりますし。

精度等については登山記録を参照してください。

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