農鳥岳から大門沢下降点まではまさに縦走って感じの道を歩くことができます
危険箇所はありません
雨がふってるのでやっぱり通過
かなりの斜度の下りがずっと続くので足に堪えます
もしかすると今日中に奈良田まで降りられちゃうかななんて思いがよぎります
このころから急に足が辛くなってきて、奈良田まで降りるのは諦める感じになっていました
この頃にはもう辛くて、もう歩きたくなくて、早くテント場について横になりたくて
こんなに追い込まれた山行は初めてです
予定より25分早くつきました
下降点から下ること3時間
しかもかなりの傾斜
それは疲れるはずです
もう、1歩も歩きたくなかったのでここで泊まることにしました
この判断が吉と出るか凶と出るか
小屋前のイスに座りながらコーラを飲んでいると雨が強くなってきたので雨が弱くなるのを待ちましたが、一向に弱くならないので森の中側に張ることにしました
ここは沢が近いので、沢の音が非常に気になります
レインウェアも水を弾かなくなり、中の服はベシャベシャです
靴下もベシャベシャですので下着も含め、着替えました
これで着る物の予備はなくなりました
なかなかおいしくて、ボリュームもありました
結構、お腹いっぱいです
今日はフライシートをちゃんと張ったので雨が入ってくることはありません
雨は一向に止む気配がありません
明日は3時間下るだけですが、沢を渡らないといけない箇所があるので、雨があまり降ると沢が渡れなくなってしまいます
そうなったらどうしよう?
しかも、ここは携帯の電波が通じないので、連絡を取ることもできません
下降点から降りてくる途中に「この辺りでドコモの携帯が使えます」みたいなことが書かれている看板がありましたが、たぶんここからは1時間くらい登らなければいけません
もし、沢が渡れなかった場合、
・ここで停滞する→いつまでいれば水が引くのかがわからない。外部に連絡が取れない
・来た道を戻る→自分の今の状態だと3日はかかる。食料も装備も限界に近い。登り返す気力がない
さて、どうしたものか
止まない雨の音を聞きながら不安にかられ、やっぱりほとんど寝られないのでした
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